BJC-250Jの欠陥


 新品で買ったキャノンのプリンタ「BJC-250J」の欠陥です。スイッチを入れても「ガガガガガッ」とイヤな音をたて、LEDがオレンジに点滅しっぱなしで使えませんでした。そこで分解して内部をチェックして原因を探ってみました。原因は本体下部にあるギヤボックスのギヤの噛み合い不良でした。中央の白いベベルギヤと、その左上に接する黒いベベルギアが、力が加わった時にうまく噛み合わず「カラすべり」を起こしてイヤな音を出していました。

 どうして噛み合わないかと申しますと「ギヤボックスの素材の強度不足による変形」です。画像は耳かきでギヤボックスを押していますが、見事に右へたわんでいます。プリンタ使用時にも丁度こういう形で力が加わります。その結果ベベルギヤ同士の間隔が広がってカラ回りが生じます。

 対応策として下記のように「スペーサ」を入れました。本来ならキャノンへねじこむべきでしょうが、新品とはいえデッドストック品ですのでサポート期間が切れています。