丸紅山口自転車(ベニックスシリーズ)

昭和48〜49年ごろ。片倉自転車同様、独自のラグレスフレーム(スーパーウェルディングフレーム)にこだわった会社。接合部分が非常に美しかった。中でもベニックスシリーズはマニア向け自転車としてサイクリストに非常に人気が高かった。たしか有名な自転車研究家のアドバイスで設計されたはず。後にスズキ自動車が「サベージ」という自転車シリーズを発売する時に、ベニックスシリーズをそのままコピーして出した。当然マニアのひんしゅくを買った。リンクの「大きな画像」はおおむね300KBくらいありますので回線の細い方にはお勧めできません。
☆ベニックス101A

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 いわゆる輪行車。丸紅山口流では「シクロツーリズモ」。(自転車用語はフランス語が多い)ベニックスシリーズのカラーリングはどれも渋い。目立った特長はないが、細かい所まで厳選した部品を使っている。そのあたりマニアの支持を集める所以だな。旧定価\62,000(新定価\81,000)。
 なお「ベニックス101H」という、装備は同じでフレームサイズの大きい車種もあった。

☆ベニックス102A

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 いわゆるランドナー。101Aもそうだけど、マキシィIはギヤ交換ができないので辛いな。旧定価\47,000(新定価\61,500)。

☆ベニックス103A

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 いわゆるフィデラール。102Aの廉価版。ディレイラーはサンツアーが使われている。102Aとの価格差が大きくないので、あまり存在理由のない車種だな。旧定価\39,800(新定価\58,000)。

☆ベニックス1027

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 いわゆるインタークラブ。何を隠そうこつこつ貯金をして高校の時に買った。部品構成を考えれば「超お買い得」な車種。もっともクランクがマキシィIに変わっていてガッカリした。のちに友人に売ったら盗まれたそうだ。旧定価\53,000(新定価\65,500)。

☆ベニックス501W

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 いわゆるシクロツーリズモ。ギドネットレバーに5段変速の女性用自転車。旧定価\47,000(新定価\59,000)。

☆ベニックス51W

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 いわゆるシクロビレ。501Wとは別のフレームを作るところがマニア心をくすぐるな。旧定価\37,500(新定価\49,000)。

☆ベニックス51A

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 いわゆるシクロビレ。旧定価\35,500(新定価\51,500)。

☆ベニックス824

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 24インチの子供用本格的ツーリング車だそうです。しかし部品の調達が難しかったのか、クランクはコッタードでリムも鉄製。きっと重かったことでしょう。旧定価\34,500(新定価\46,500)。