新・木枯し紋次郎のロケ地


★「第14話 白刃を縛る五日の掟」の街道は「京都府亀岡市宮前町神前山田」★

要するに旧作「第32話 明鴉に死地を射た」の街道と同じ場所である。

紋次郎と林与一をおちょくる渡世人。


画像A
「明鴉に死地を射た」の同地のシーン。


画像B

一見同じ場所には見えないが、画像Bの撮影時にあった片切り通しの崖が削られて、残ったコンクリートの土台が画像Aの右端に映っている。
根拠は何かというと、画像Aに続くシーンの山並みが「第1話 川留めの水は濁った」の同地のシーンと一致する。

演技は上手いが「大根役者」。


画像C
左手が土砂取り場のような雰囲気。


画像D
「川留めの水は濁った」の同地のシーン。



画像C・Dと遠景の山並みが一致。

国土地理院の「国土変遷アーカイブ」による現地周辺の1982年撮影の航空写真。(カラー画像は無かった)


出典:国土地理院「国土変遷アーカイブ」の航空写真(一部をトリミング加工しております)
国土地理院の「国土変遷アーカイブ」による現地周辺の1975年撮影の航空写真。


出典:国土地理院「国土変遷アーカイブ」の航空写真(一部をトリミング加工しております)

1982年と1975年を比較すると、片切り通しの崖が削られており、その左手の空き地(道の北沿い)が拡大している。おそらく本編は、1982年のような状況で撮影されたものと思われる。

辟易しながら石垣の続く道を歩く紋次郎と林与一。


グーグルのストリートビューの画像。神前堂ケ峠へ向かう道。もっと手前の画像が欲しかったが、逆光がひどくて諦めた。


出典:グーグル・ストリートビュー(一部をトリミング加工しております)
話は進んで、一行に加わった小娘と一緒にヤクザに絡まれるシーン。これも上と同じ場所。


しっかり石垣が見えているうえに、


その後の、例の土砂取り場付近のシーンでの山並みが一致。


グーグルのストリートビューの画像。


出典:グーグル・ストリートビュー(一部をトリミング加工しております)


出典:国土地理院「国土変遷アーカイブ」の航空写真(書き込みを加えたうえ、一部をトリミング加工しております)
赤い矢印−紋次郎と林与一が絡まれる場所。(カメラは北東向き)
白い矢印−石垣の続く道。(カメラは南西向き)
黄色い矢印−山並みの見える土砂取り場。(カメラは北向き)

旧作で散々出てきたロケ地が「新」でも出てくるのはなかなか楽しい。しかし5年以上たつと、さすがにいろいろ変わるものだ。中でも道路の舗装化は痛かったことだろう。

ハピネットピクチャーズより「木枯し紋次郎 DVD-BOX」絶賛発売中!

木枯し紋次郎 DVD-BOXI
市川崑劇場 木枯し紋次郎編
品番 BIBJ-9045
価格 34,200円(税抜)
木枯し紋次郎 DVD-BOXII
市川崑劇場 木枯し紋次郎編
品番 BIBJ-9046
価格 38,000円(税抜)
木枯し紋次郎 DVD-BOXIII
新・木枯し紋次郎 編
品番 BIBJ-9047
価格 26,600円(税抜)
木枯し紋次郎 DVD-BOX IV
新・木枯し紋次郎 編
品番 BIBJ-9048
価格 22,800円(税抜)